今冬の花の品質で何か感じた事はありませんか?2006年04月10日 18時00分41秒

今年の冬は重油価格の暴騰によって、品目ごと、産地ごとに
いろんな対応策を練った産地が出てきた。

ガーベラは、冬季、通常18度くらいの温度設定が一般的
変温管理をしたり、1時間ごとに強制的にボイラーを点火させたり・・・
いろんな作戦がある。

今年の冬は、ガーベラに限らず、バラ、スイートピーなどでも
設定温度そのものを下げる産地があったようだ、12度~15度
私達は例年通りの温度管理で通したのですが・・・

温度設定を下げたときに考えられる事は
メリット
①当然重油料金が安くなる
②ステムが硬くなる

デメリット
①花弁が硬くなる
②短くなる
③花弁が暴れる
④色のりが悪く不鮮明になる
以上が想像できることです。

ただ、あくまで想像なんです。
皆さんは、今年の冬のガーベラの品質を産地ごとにどう感じましたか?
いろんなメリット、デメリットがあると思います。

どうやら重油価格は今後も高止まりの予想の中で
いろんな可能性を探ってみたいのです。
ガーベラのみならず、他品目の事も含めて、
今年の冬に起きた事を教えてください。お願いします。

コメント

_ コタロー ― 2006年04月12日 05時29分14秒

今年の重油の高騰によるコストアップは、どこの産地でも頭の痛い問題だったでしょう。
管理温度を下げる事のデメリット①②③④と挙げられていますが、今冬のガーベラを見ていて感じた部分でもありました。
①②はともかく、③花弁が暴れる④色のりが悪い、は致命的です。その花が本来持っている魅力が失われているわけですから・・・
厳しい状況下でもしっかりした物が作れる事は、後に産地への信頼となって返ってきます。
頑張って下さい

_ ありがとうございます ― 2006年04月12日 11時04分52秒

岐阜大学の福井先生のコラムに、「バラの場合で、昼間に35度の温度管理(閉めっぱなし)にすれば、夜間温度を上げなくても良いのでは?」なんて意見があったりして実際に試験するわけにもいかず・・・ガーベラの花芽分化は確かに積算温度と積算日射量で決まるのですが、換気をしないガーベラは圧倒的に日保ちが悪いのです、コストと品質のバランス、産地への信頼感、ブランドの構築、これからもいろいろ教えてください。

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