メーカー対ユーザー2006年08月17日 12時46分58秒

北越製紙をめぐる、王子製紙対三菱グループ
フタタをめぐる、AOKI対コナカ
会社が規模拡大を目指す最大の理由は
「価格決定力」です。

デフレ下のメーカーは、商品価格の下落にさいなまれ
際限のない低価格競争に巻き込まれていた。
日本経済の復活は、インフレへの転換
石油、レアメタル、魚、砂糖等の高騰を背景に
メーカーは値上げのチャンスをうかがっている。

ある商品を値上げしようとする場合、独占禁止法はあるが、
ライバル会社を吸収し、その商品のシェアを高めて
ユーザーよりも強大なパワーを保持しようとしている。

今日の日経新聞にそんなメーカーの動きとは別に
ユーザー連合結成の動き・・・
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段ボール原紙 共同購入
永谷園・ハウス食品・日清食品・サントリーの4社
年初から10%上がっているダンボールコストの削減を目指す
原紙の規格ごとに合算して発注
系列を超えたメーカーの共同調達は日本初
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私たち生産者のできる事、
①日本規模の資材調達のための組織を結成
②オランダのような「産地市場」の創設
③日本全体の花の前売りシステムを構築、入札が基本、セリ中止
④花のイベントコンペを実施
⑤他産業の広告部門との直接対話
⑥花き業界共同のロジスティックシステムの開発

なんて夢のような事を考えています。
生産者が組織化出来れば、3500億円のメーカー出現!
その生産者組織は、流通の川上から川下まで、
モノ申セル組織になれるはず!!

コメント

_ k koike flore21 ― 2006年08月17日 21時33分24秒

毎回のように、鋭い指摘、おっしゃてるとうりです、そんな流通やプロモーションが出きれば嬉しい、でも、現在はないのだから、創りましょう。ぜひ!!

_ マック鈴木 ― 2006年08月18日 10時56分24秒

社長恐縮します。生産者から考えた理想の流通、市場、仲卸、花屋から見る理想の流通、今はその理想全てが違ってきている時代、花屋さんの売り方の違いで要求も違う時代、全てを満足させる一つの流通方法がない時代ですが、真理は一つだと思います。花を売るための仕組み作りは業界全体で検討する課題、社長の見識、知識で業界のディファクトリースタンダードを作ってください。

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