ベーシックアイテム・1000万本の壁2006年09月10日 12時44分25秒


今日の一枚
青山フラワーマーケットhanakichiの講師、白川さん
このブログ初の男デザイナーの登場
白川さんとの出会いは、なんばパークスの店長時代
初めてのとき、いつものハイテンションな私
フェアの話し合いをしている時・・・
「酒飲んでいますか?」・・・・相当印象悪かったみたい
でも今はいい関係です・・・決して私は○イではありません!



最近ベーシックアイテム、定番商品の議論が各所で起きている。
カンケさんもブログでその必要性を説いており
先日ショーザフローレでお会いした麻生さとみさんにも同様なことを
言われた。

どうして160種類もあるのですか?
そんなに必要ですか?・・・・・・・

JFMAの小川先生に言われたことがある
「一産地の出荷本数が1000万本を超えると、価格コントロールは
出来にくくなる、品目全体の底上げが必要になる・・・・」

私たちの組織の年間出荷本数は2000万本あまり
全国シェア12%、完全に全国流通統計価格とスライド、シンクロしている
ガーベラは周年出荷品目であり、モノ日を当て込んだ定植などできない。

そこで私たちの生き残る手段
①ガーベラという品目のイメージアップ・・全国産地との連携
②業務から小売までを網羅する品種ラインナップ・・    
   集中品種と珍しい品種、両方の強化
③注文集計・トレンド調査に基づいた色別作付けルール・・
   新品種数、強制定植品種の決定
④オリジナル品種の開発・・
   ガーベラらしい、ガーベラらしくない品種の開発
⑤マーケティング・プロモーションの強化・・
   他品目・他産業を巻き込んだ活動強化

生産数が価格コントロールできない数量になっている現状
ベーシックアイテムに集中することによる品目活性化イメージダウン
オランダであまりに顕著な価格の特徴がある
新品種は突出して高い! のである

確かに新品種は栽培上のリスクが高い、
日本の風土で栽培すると、どんなアクシデントが発生するか不明
私たちも新品種では何回も地雷を踏んでいる。
しかし、そのリスクを犯していかないと、ガーベラの魅力が半減する
なにわ花いちばの天敵奥田部長の言葉
「品目の活性化は新品種の投入数にスライドしている」

ガーベラに限らず、バラ、スプレー菊、カーネ・・・
花屋さんも追いつけないほど毎年沢山の新品種が発表されている
そして、それらを追い続ける花屋さんとマスコミ・・・

確実に儲かる品種とは、作りやすく、病気に強く、本数が切れる品種
どの産地も作る品種、結局需給関係が破綻する
私たちはガーベラの品目活性化のためには
30%以上の新品種導入が不可欠だと考えています。