マーケットの噂・・・2007年03月04日 13時04分37秒


今週は、お節句Week、晴天の春、絶好の行楽日和が続いている
卒業式を終え、新生活への期待を込めて
ショッピングなども活発に動き出す季節

そんな中・・・今週、花の市場にある噂が・・・
スィートピーとメリアの下位等級品が花市場から消えた・・・
大手スーパーの影が・・・

花の需要期になると
浮かんでは消える、直接取引の影

花の市場経由率は年々減少し、昨年は70%程度とのこと
青果では50%以下とも

2年後に施行される、改正市場法
手数料自由化もそうだが、取引形態が大幅に緩和される

カンケ資料によれば、中央市場は、地方市場への転換され
官の保護から離れ、自由な取引市場への転換点となり
卸、仲卸のほんとの淘汰が始まる・・・

当然生産者も、生き残りのための作戦も
改正市場法を睨んだ動きとなる

自分達の生産物を誰に売ってもらうか
仲卸、専門店、チェーン店、スーパー、HC、パッカー・・・
明確な戦略が必要
そのターゲットに向けて、どのような取引形態を選択するか

大きなマーケットとして期待される、スーパー
しかし、単価設定の厳しさは折り紙つき
ほとんど再生産不可能な価格、産地に体力競争を強いている
それでも、対応しなければ生きていけない現実

スーパーの担当者と話をすると
まず最初に、小売価格、そこから利益、製作料があり
最後に仕入れ価格が出てくる
「短くてもいい、色は指定しない、ロットがほしい・・・」
花はあくまでアイテムの一つ、工業製品と同列化している

そのような需要も花のマーケットを広げるだろう
しかし、結果として輸入のMPS生産物しか対応できなくなる

国内生産者は、より明確な販売戦略が必要
花の素晴らしさを一緒に、消費者に伝えるパートナーは誰だ?