産地攻防 メロン 茨城vs北海道vs熊本2007年03月07日 12時30分11秒


日経新聞連載 産地攻防 今回はメロン
多分・・・バブル崩壊で一番影響を受けた農産物

今回のメロンは、静岡が一番の「温室メロン」ではなく
地這えタイプといわれるメロン

=========================
メロン生産額シェア

1995年 1507億円
・熊本  20.2%
・茨城  16.9%
・北海道 12.3%
2005年 841億円
・茨城  20.8%
・北海道 14.5%
・熊本  14%

景気低迷は産地に多大な打撃をあたえ、その対策として
各産地は、早だし の傾向を強め、より一層競争が激化
特に、冬だし産地の熊本は、光熱費の高騰で生産減が顕著

品種構成を変えて、目先を変える戦略の熊本
光糖度センサーで、品質向上を目指す茨城
夕張メロンを核にしたブランド戦略の北海道

特に北海道は、3年前から台湾輸出を開始
下火の贈答用から、ランク落ちを個人消費に向けて拡販
===========================

メロンは、「果物の王様」
そのイメージに合う、高品質生産物を投入し続けるしかない

特に「夕張メロン」は、あのプロジェクトXにもなった背景を持つ
超ブランドを持っている(夕張市のTV露出も・・・)

高級イメージをもって、個人消費を喚起する
相反する販売戦略・・・

メロンの持つイメージは・・・
極論すれば、花の持つイメージに近いものがあるのかな?

ここでも思うことは、なぜ県単位でしか、動いていないのだろう
なぜ、生産者の全国組織が、プロモーションを共同でしないのだろう?
841億円の、1%でも8億円・・・
TV・雑誌・新聞・・・いろんなプロモーション活動が出来るのに

でもそれは、花も同じ・・・
私達生産者が立ち上がれば、その他の関係機関も動き出す
スタートは・・・危機感を共有しているパートナーとの連携強化だ!!