もうはまだなり、まだはもうなり 人の行く道の裏に道 ― 2007年03月06日 12時20分10秒
表題は、株式市場の格言です
参加者みんなが、世界株高が続くと信じたとき
暴落が始まった、それも、発信源は上海市場
暴落翌日に、ハンセン指数は持ち直した
しかし東京や、アジア諸国、欧米の下落は続いている
市場の加熱度合いを示す指数に、騰落レシオ がある
簡単に言うと、 値上がり数÷値下がり数
今回は、年明けに130まで行き、120において急落した
一般的に、70で反転し、120で天井
まさに、指標どおりの展開・・・
ようするに・・・今回の下落は、テクニカル的なこと
大手投資顧問などが、世界経済への警鐘として
株から、債券などへの資産の移し変えを推奨している
米国の利下げが近いと踏んでいる
円高も、株安と同時進行、行き過ぎた円安の自立反発
日本の実力が、やっと再評価されただけ
相場の動く時には、表題のように、
一般大衆は、天井場面でもっとも強気になり
反騰局面で、弱気に動くという格言
磯村社長、福井先生が相次いで、弱気レポートを出した
借金するな、撤退も頭に入れろ・・・
株式市場風に言うなら、
まだ農業はだめだ は もう農業はよくなる なり・・・チャンス到来!!
愛知県では、農家の倒産が現実化していると聞く
経営センスの無い人は、経営するな ということ
一般企業は、常に過激で、激烈な経営力の戦争をしている
やっと、農業もそうなっただけ!
行政が、農地の流動化と、農地エリアの確定を法制化し
農業を安心して、経営できるとき、勝負が始まる
そして・・・その時は近い!!
産地攻防 メロン 茨城vs北海道vs熊本 ― 2007年03月07日 12時30分11秒
日経新聞連載 産地攻防 今回はメロン
多分・・・バブル崩壊で一番影響を受けた農産物
今回のメロンは、静岡が一番の「温室メロン」ではなく
地這えタイプといわれるメロン
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メロン生産額シェア
1995年 1507億円
・熊本 20.2%
・茨城 16.9%
・北海道 12.3%
2005年 841億円
・茨城 20.8%
・北海道 14.5%
・熊本 14%
景気低迷は産地に多大な打撃をあたえ、その対策として
各産地は、早だし の傾向を強め、より一層競争が激化
特に、冬だし産地の熊本は、光熱費の高騰で生産減が顕著
品種構成を変えて、目先を変える戦略の熊本
光糖度センサーで、品質向上を目指す茨城
夕張メロンを核にしたブランド戦略の北海道
特に北海道は、3年前から台湾輸出を開始
下火の贈答用から、ランク落ちを個人消費に向けて拡販
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メロンは、「果物の王様」
そのイメージに合う、高品質生産物を投入し続けるしかない
特に「夕張メロン」は、あのプロジェクトXにもなった背景を持つ
超ブランドを持っている(夕張市のTV露出も・・・)
高級イメージをもって、個人消費を喚起する
相反する販売戦略・・・
メロンの持つイメージは・・・
極論すれば、花の持つイメージに近いものがあるのかな?
ここでも思うことは、なぜ県単位でしか、動いていないのだろう
なぜ、生産者の全国組織が、プロモーションを共同でしないのだろう?
841億円の、1%でも8億円・・・
TV・雑誌・新聞・・・いろんなプロモーション活動が出来るのに
でもそれは、花も同じ・・・
私達生産者が立ち上がれば、その他の関係機関も動き出す
スタートは・・・危機感を共有しているパートナーとの連携強化だ!!
日本の優れた会社ベスト10 ― 2007年03月08日 12時40分53秒
日経新聞で、日本の会社ベスト10が発表された
1・コマツ
2・キャノン
3・トヨタ
4・HOYA
5・オリックス
6・アドバンテスト
7・ファナック
8・エーザイ
9・TDK
10・住友金属鉱山
10・村田製作所
・・・・・・
いずれも、グローバルな展開をしている企業群
建機・産業機械への投資に特化した、コマツ
電子部品の世界シェアの高い、HOYA、TDK、べっし、村田
製品全ての世界シェアの高い、キャノン、トヨタ、ファナック、アドバン
商品開発力・企画力の、エーザイ、オリックス
完成品メーカーではなく、ある部品に特化し大きなシェアを持つ
企業の成長力を評価しています
ホンダ64位、日立200位、ソニーは271位、資生堂284位・・・
いろんな評価尺度があるので、一概には言えないが
一般人が持つイメージとはかけ離れている印象
円安によって企業収益は、4期連続史上最高決算となる見込み
しかし、その利益の源泉は、欧米市場での利益が50%以上
2050年、中国のGDPは、日本の6倍、インドも3倍・・・
日本の少子高齢化は加速し、成長力に黄信号
そんな日本だからこそ出来ること・・・
世界に先駆けて高齢化社会を迎えるということは
高齢化産業を興すチャンスということ
小川先生も、高齢化によって、グリーンビジネスの裾野の拡大を
予測している
日本の会社も生き残りのため、海外のマーケットを開拓している
私達生産者も、いち早い高齢化をチャンスと捕らえ、
高齢者向けのマーケット開発が必要だ!!
フロレアル オペーク丸の内 ― 2007年03月09日 18時58分06秒
昨日から始まった、フロレアルオペーク丸の内店のガーベラフェア
来場者アンケートを取ってくれます
24種類のガーベラコンテスト・・・
この時期はどの品種が人気になるのだろう
花のコンテスト
とっても難しい・・・
私達も何度か挑戦したのだが
季節、気温、天気、景気・・・変動要因が沢山存在する
試作圃場で花屋さんに品種選定してもらうと・・・
参加者の数だけ、品種が選ばれる
ガーベラは、一つの品種を大量に使われる事が無い
でも・・・供給できないから、そのような使い方が出来ないのかも
ガーベラといえば・・・といわれるような存在は必要なのか?
よく言われる「ガーベラは品種数が多すぎて・・・」
私は、デザインには余り興味が無い
本職にはかなわないし、イマジネーションも沸かない人間
だからこそ、デザイナーの能力を最大限に評価している
そして、感性にマッチしたガーベラを供給したい
私達は、絵の具の製作者
クレヨンもあれば、墨汁、油絵の具もある
デザイナー達に喜ばれる素材を提供し
その花を買った、消費者が喜んでくれること
そんな新しい品種を続々投入することが・・・私達の仕事!!
次世代へ繋ぐ ― 2007年03月10日 16時41分54秒
先日、京都で近畿農政局主催の、第4回花き生販交流会が開催された
私は、堀の内のユリ・スズキのユリさんとk会議を優先
京都へは若いメンバー中心に編隊を組みました
農水省へも行った事の無いメンバーに
一抹の不安を覚えたのだが・・・
案ずるより・・・メンバーはとっても充実した時間を過ごしたようです
私達の世代は、会社や自営業でも、ソコソコの立場
どこに行っても、偉い人が対応してくれる世代
しかし、今後数年で・・・定年などでいつかは、役職を解かれ
パワーを無くして行き、影響力が薄くなっていく
いつまでも、私達が大手を振っていると・・・時代遅れになっていく
次の世代への交代こそ、私達の仕事
市場、仲卸、花屋さん・・・次を担う若い芽
そんな人を発見し、仲良くなれるのは、若い世代の特権
今回、プレゼンしたのは、32歳の幸田君
とっても立派に出来たと、他の市場の人間から聞きました
若い世代が、恥かきながら、新しい人間関係を作っていく
それこそが、私達の組織の繁栄の道!!
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