農作物の勝ち組、負け組・・・2007年08月09日 12時56分51秒


国際農産物市況が高止まりしている

特に、トウモロコシは、バイオエタノール需要の拡大で
昨秋より、2倍近くに上昇し高止まりしている

また、大豆は、世界的健康志向の高まりで
ここ10年で、消費量は1億トン増えて、2億4千万トンに急上昇

そして・・・負け組は、コメと小麦・・・
世界の主食として君臨していた、コメと小麦だったが
主食中心の食生活から、経済が豊かになり、
多様な品目の食卓へと変化して
ここ10年間は、世界的に需要そのものが減少している

コメは中国でも需要減退が顕著
総人口は増加しているにも関わらず
2001年の消費量1億4千万トンから
2006年は、1億2千万トンに減少している

日本がもっとも得意とするコメ栽培と品種開発
日本農業の中心であり、日本農政の基本であるコメ
そのコメを取り巻く環境は
国内も世界でも、厳しさを増している
FTA交渉でも、コメがネックとなり、遅々として進んでいない
いつまでもコメ中心の農政である限り
日本農業の未来の展望は開けない

もちろん、旨い米には大きな需要があり
ブランド米の未来は明るいが・・・・

コメ復活の手段は、価格をトウモロコシ並みに下げて
エタノール燃料への効率的転換方法を開発し
食料以外の活用方法を開発するしかない!!