所得格差の正体2007年08月20日 13時23分55秒


今日の日経新聞より

~所得格差の正体は、労働需要の二極化が主因~

日本はもとより、欧米先進国で
所得格差が拡大している

所得が伸びている職種は
「抽象思考」を要する仕事
・仮説を立てる・論拠を練る・新しいアイデア・部下の管理
などの、創造性、直感、洞察力が必要な仕事

所得が伸びない職種は
規則性の強い仕事
・情報管理・分析・検索・保存
組み立て作業や製造管理など

要するに・・・
パソコンの普及によって、人間の仕事が変わってきた

定型的な仕事は、パソコンに置き換えられて
仕事量が激減し、給与も減っている

対照的に創造的な仕事は
パソコンの普及によって、大幅に知識情報が拡充し
より画期的な仕事が出来るようになった

これが世に言う・・・デジタルデバイドの正体

実はパソコンが苦手な職種がある
トラックの運転、接客係、警備員、清掃員
仕事自体は単純だが、パソコンが出来ない職種
給与は低いが、臨機応変な対応が求められる

欧米では、このような職種には
移民の人たちが従事している
日本では、若い人と高齢者の人たちが従事
高齢者は別にして、若年層比率の低い日本
対人サービスの需要は特に日本で高い

こうした状況の中で、日本の農業はどうあるべきか?
栽培管理の多くはパソコンに置き換えられ
土作りや、消毒作業も大型機械が肩代わり
残っている仕事は・・・考えること!!

産地の強み、弱点を把握して
効果的にアピールし、業界の人たちとのネットワークを強化
新品種を販売の目玉にしながら、
作りこんだ既存品種でしっかり品質強化と利益確保

要するに・・・
農業は、対人サービス業に脱皮しなくてはいけない!!