JAみなべいなみとMPS検討会2012年01月26日 10時06分16秒

今日は、MPSの利用方法の検討会
和歌山から
MPSに加入している最大のグループ
JAみなべいなみの方々が来訪されます

MPSについては
市場での評価があいまいで
付加価値という意味では
余り効果を感じていない
もちろん、農薬使用、エネルギーの低減など
今後、データの蓄積から
大いに意味のある事もあるだろう

しかし、最大の問題は
生産者相互の情報交換による
MPSメリットの発揮方法が
散発で行われ
市場というブラックボックスでは
プロモの効果が薄れてしまうこと

菅家さんたちのように
会津MPS研究会のように
品目横断の交流は
まだまだ少数
ここに日本農家の弱さがある

個人や組織が一番になるために
個人主義に陥って
全体への情報拡散や、先駆となる覚悟が無く
品目や地域で固まって
閉鎖社会の中に篭っている

この事は
市場流通の中で
生産者に都合の良い情報だけを流し
市場担当の言いなりにさせて
結果として
セリ人や産地担当の
勉学、研究意欲を削いで
公正な競争における価値の創造を欠落させている

競争と協調
品目と地域を越えた交流から
新しい価値が生まれる

産地が横の繋がりを強化して
お互いの持っている情報をすり合わせ
お互いの産地の方向性を修正する

それが出来る産地だけが
10年後に生き残ると確信している

今は、ロットを持っていても
個人主義の産地は、いずれ高齢化で・・・

アメリカの農家は大型化で
補助行政と相まって
大きな利益を上げていると言われているが
上位10%の農家が利益の80%を独占
米国の経済の縮図そのもの
農業界も例外ではない

各品目の意欲の高い奴らで
MPSでも、GAP、ISOでも
何でもトライして、新しい価値のスタンダード作り

フラワーバレンタイン静岡は
県内の危機感の強い奴らとの
連携から生まれた
地域と品目横断の組織
そして、今日の
みなべいなみとの会議

新しい価値の創造が始まった!