BLACK OCTOBER!!2009年11月20日 10時03分06秒

10月は
台風と暴落のWパンチ
かつて無い下落となりました

数量  88%
価格  86%
売上げ 76%

台風による出荷減は仕方無いが
単価の下落率は
10月としては、過去類が無い下落
売上げは、マイナス25%

世界的に見ても
ガーベラとバラは暴落の主役
周年品目の苦難が続いている
11月に入って多少持ち直しているが・・

東海地方の某県のバラは
単価86%・・・

花屋さんの販売スタイルの変化
「旬」をより強く押し出した販売
フルラインナップから
山を作る販売への変化

いつものところに
いつもの花がある販売から
今週のオススメの販売スタイルへ

しばらく(2年~5年)は
この潮流は変化しそうも無い

その結果は・・・
産地の淘汰

体力のある生産者だけが生き残る時代
私達のような、組織の中でも
優勝劣敗が表面化する気配

この現実は、大きな矛盾とやりきれなさを産む
高齢化で、投資できず、結果として
大きな借金が無い農家が生き残り
ヤル気マンマンで、大きな投資を
行った奴の方が、計画が崩れ
早く淘汰される可能性が高い
しかし、生き残った高齢の農家は、早晩・・・

バラやガーベラ農家は
いち早く、ヒートポンプ投資を行ったが
現在、重油価格は高騰せず安定
結果として、重い投資負担だけが残った・・・

投資=規模拡大では無い時代
中身の充実を図る時代は
投資金額ほど、劇的なリターンは少ない
コストダウンの投資は、ローリスクだけど
ローリターンです

こんな時代の生き残り術は
より、消費者に近づく販売しかない
花屋さんはもちろん
その先にいる消費者を意識した
作付け、販売、オリジナル、ネーミング・・・
消費者と一緒に
新しい販売手法を考案しなくては
生き残れない

ジャスコ、ヨーカ堂といった
小売の大手までが、赤字決算の時代
勝者無き、不毛の値下げ合戦の結果
小売業は総崩れ

他の高級農水産物も暴落
http://www.asahi.com/kansai/sumai/news/OSK200911190064.html

ヒントはいっぱいある
自動車、家電、造船、鉄鋼・・・
日本のハイテク産業郡は
みんな不況業種
企業の作戦を良く見ていけば
ヒントは転がっている

ファーストリティリング、ニトリ、アップル・・・
個性的な経営で
今も颯爽と走っている企業群もある

日はまた昇る・・・
明日へむかって、新しい一歩を
踏み出すのみ
留まっていては、座礁してしまう

こんな時代だからこそ
信頼できるパートナーが現れる
そんな出会いのチャンスを逃さないよう
明日に向かって走れ!!