新品種検討2012年10月15日 12時18分32秒

来春の改植に向けての品種検討が始まっています。
種苗会社のオープンデーやJAの品種説明会、そしてオランダメーカーの来訪など種苗カタログを枕に寝る日々が続きます。
現在PCガーベラのラインナップ上、オランダ由来の品種が約70%、残りの30%が国産品種になります。
この30%の中にPCオリジナル品種が含まれるわけですが、品種数ではいよいよ20品種を数えるほどになってきました。
オランダの種苗メーカーも倒産・買収を繰り返し、大手1社でシェア50%を超える状態になりつつあります。
メリクロン苗なので親株を維持するには、毎年ある程度の注文を受けられる品種でなければなりません。つまり売れ筋品種に集約されつつあるわけです。その影で、スパイダー系やフルダブル系、そしてマリモが消えていきました。
かつて一世を風靡した品種は根強い固定客がついています。そんな声を無にしないように、日本人特有の四季感を満たせるように国産品種ががんばっていかなければなりません。