食育・花育のまち 新潟2012年10月22日 12時31分10秒

地産地消を提唱する上で食育・花育の推進は重要な一歩です。
新潟市に昨年オープンした食育花育センターは、一見すると箱物行政の象徴ととらえられそうですが、何十年先を見据えた種まきとしては先進的な取り組みだと思いました。もちろんこれからの活用の仕方次第では負の遺産となる危険性もはらんではいますが、我々浜松市民としてはうらやましいくらいのバックアップ体制です。
さて浜松は、首都圏・京阪神という大消費地のほぼ真ん中に位置し、その供給元としてさまざまな産業が発達した生い立ちがあります。食文化については、地元消費が前提にないことが起因したのか、有名な郷土料理がないように感じます(B級グルメで浜松餃子が有名にはなりましたが・・・)。
はたして花文化は・・・?浜松と言えば「ガーベラ」なのか?まずは食育・花育の材料探しが必要です。

日本のオランダ 新潟2012年10月19日 21時08分51秒

17日(水)、18日(木)と新潟出張へ行ってきました。
海抜ゼロメートルの広大な平野と厳寒期になるとつづく曇天は、まさに日本のオランダともいえそうです。
部会として3回目の訪問となった今回は、フードメッセinにいがたとの同時開催された第3回花き産業関係者交流会への参加と、球根類の大産地の視察、それに花屋さん訪問。
浜松市と新潟市は、政令市となった日が同じことから都市間連携を深め、そろそろ具体的な取り組み・成果が欲しいところ。
我々も直接出荷先があるわけではないのですが、販売促進やガーベラフェアの提案をお願いしてきました。そして、新潟特産のチューリップとのコラボレーションで意気投合となりました。お花屋さんでの合同フェアというのはなかなか難しいでしょうから、FV2013でのイベント協賛などで第一歩が踏み出せたらと思います。

新品種検討2012年10月15日 12時18分32秒

来春の改植に向けての品種検討が始まっています。
種苗会社のオープンデーやJAの品種説明会、そしてオランダメーカーの来訪など種苗カタログを枕に寝る日々が続きます。
現在PCガーベラのラインナップ上、オランダ由来の品種が約70%、残りの30%が国産品種になります。
この30%の中にPCオリジナル品種が含まれるわけですが、品種数ではいよいよ20品種を数えるほどになってきました。
オランダの種苗メーカーも倒産・買収を繰り返し、大手1社でシェア50%を超える状態になりつつあります。
メリクロン苗なので親株を維持するには、毎年ある程度の注文を受けられる品種でなければなりません。つまり売れ筋品種に集約されつつあるわけです。その影で、スパイダー系やフルダブル系、そしてマリモが消えていきました。
かつて一世を風靡した品種は根強い固定客がついています。そんな声を無にしないように、日本人特有の四季感を満たせるように国産品種ががんばっていかなければなりません。

ジャパンパワー2012年10月08日 12時32分28秒

週末のスポーツは世界相手に大興奮の連続でした。
F1日本GPで小林可夢偉が初表彰台、テニスのジャパンオープンでは錦織圭が見事優勝!、そして競馬の凱旋門賞ではオルフェーヴルが惜しくも2着・・・。
夏のロンドン五輪では、連日のメダルラッシュで感動の連続でしたが、やはり日本人が世界の頂点を目指して戦う姿は、まるで自分のことのように緊張・興奮・感動・涙が共有できる瞬間です。
F1、凱旋門賞、テニス・ゴルフのグランドスラムそしてサッカーW杯、まだ見ぬ世界の頂。私が生きているうちにいくつ目にすることができるか楽しみです。
そして今夜から発表されるノーベル賞にも期待です!

リスクマネージメント2012年09月27日 13時38分56秒

暑さ寒さも彼岸までとはよく言ったものです。
夜の最低気温が20℃をきるようになって、そろそろHPや暖房機を稼動させたい今日この頃です。
先週の天候不順時にHPによる除湿を試みたところ故障に気付きました。HPの心臓ともいえるコンプレッサーの交換という大きなものでした。
本格的な加温期に突入する前に気が付いたのが不幸中の幸い。
これが12月や1月だったら、修理を待つ間に重油を1,000Lも燃やさなければならない、なんてことになっていたかもしれません。
ガーベラの栽培施設では、天窓や内部カーテン、かん水施肥管理用のコンピュータやポンプ、そして今回のHPや暖房機など、自動運転の機器をたくさん使っています。栽培施設が点在しているので、トラブルの発見が遅れることもしばしばです。実は、トラブルの早期発見や予防も収益の差を生む大きな一因になっているんです。