スペインのガーベラ2011年12月19日 10時54分04秒

先日、スペインからお客様が来訪
バルブレブラン社のヘルマン博士
ジャパンアグリバイオ社の兄弟会社
世界的なカーネーションメーカーです

オランダのスクルールス社と提携し
3年前にガーベラの育種を復活
アグリバイオグループの
ガーベラ、カーネ等の育種拠点となるようです

スペインでもガーベラは
国産品の比率が高い品目
バルブレブラン社の苗は
殆ど国内供給で
多少、インドやコロンビアに出しているようです

スペインでは、50%が土耕で
50%が隔離ベンチ
特徴的なのは
土耕栽培で、余り高く植えず
一条栽培との事
坪あたりの定植本数は日本並み
加温は、石炭か重油ボイラー
設定温度は13~15度
砂のような土で栽培
所変われば・・・

スペインは、現在ユーロ不安の震源の一つ
失業率は30%を超え
決して花き産業に順風とは言えないが
カトリック教徒が多く
宗教絡みの需要が多いとの事

特に、1、2、3、4、11、12月が
需要が膨れ上がるようです
やはり、バレンタインは最大の
需要があるらしい

今後、ジャパンアグリ社のガーベラ育種は
順次スペインに移管される
ユーロ圏の中では
オランダよりも、気候的に日本に近いので
日本の生産者にとっては
朗報だと思われる

そして・・・何より・・・嬉しかったのは
今年、来訪した外人は
殆どがオランダ人だったので・・・
背の高さに威圧感が無いのが
何より安心!?
それだけで、スペインを身近に感じました!