平成20年度の販売結果2009年04月07日 10時51分23秒

平成20年度の販売結果が確定しました

数量 210,568ケース    
前年比  101%    
2年前比  98%    
3年前比  99%

単価  \3,155 
前年比   91%
2年前比  95% 
3年前比 102%

売上げ \664,549,049
前年比   92%
2年前比  93%
3年前比 102%

6年連続売上げ増がストップしました
ほぼ、3年前の水準に逆戻り
厳しい販売結果となりました

平成20年度の販売を振り返ってみます
①世界経済の混乱
・年初からの、重油、食料の高騰、ハイパーインフレ
・4月以降は、景気後退が都市市場で価格下落が顕著
・8月以降は、世界的金融不安により、商品価格が暴落
・年末にかけては、世界景気のけん引役だった
 BRICSの成長が急ブレーキ
・日本経済は、OECD諸国の中で、2009、2010年
 ともに最低の成長率の予測

②花きを取り巻く環境
・地方景気の悪化により、都市市場の仲卸の転送能力に急ブレーキ
・小売の不振、業務(広告費、接待費)の急減
・結婚式は微減だが、単価は上昇
・国内生産の減少、野菜への転換、農業者の高齢化
・円高による、輸入の増加
・各品目のトップ産地の下落率が高い
・野菜、果実は、中国問題によって堅調に推移(2009年1月まで)

③浜松PCガーベラを巡る環境
・コストの上昇により、各個人の栽培投資力の格差が生じた
・プロモーション、イベント提案、実行力は評価される
・日本ガーベラ生産者機構の設立によって、
 より大きな企業とのコラボが可能になった
・花屋さんとの直接的な結びつきを強化出来た結果、
 花市場から警戒される存在となった

農作物は、一般経済に対し、
2年程度遅効的と言われています
一般的に、日本の景気の底は
来年秋以降と言われており
これから、4年間は冬の時代を覚悟しなくてはいけない

しかし、景気の悪い時ほど
「花」の持つパワーが発揮され
「花」の魅力が増幅される
私達生産者は、花の使者として
数ある消費材の中で
「花」を選んでもらう
理由と、ストーリーを提供し続けるしかない

まずは、生産者から意識改革
立ち止まって、座っていては
需要は生まれない

前を向いて、目を開いて、周りを見れば
危機感を共有する仲間達が
いろんなところにいるはずだ!!

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