新規参入2010年01月20日 10時26分59秒

先週
当地を訪問してくれたのは
福岡JAみい管内の
鉢物洋ラン生産者の、永利さん

オリジナルのシンビジュウムを開発
苗はタイで生産
高知県の生産者とタッグを組む
先進的な洋ラン鉢の生産者です

今回の来訪の目的は
ガーベラ栽培への転換を視野に入れ
栽培、販売方法等をディスカッション
洋ラン業界のこと、直販のこと
話題は多岐にわたりました

洋ラン鉢の、恒常的な安値構造
輸入、高騰する苗代、業務の減退・・・
高級なコチョウランから、デンドロまで
破綻する農家は多いとのこと

JAみい・・・と言えば・・・牛島さん
やっぱり地元でも
凄い生産者として、〇名を轟かせていました

永利さんも、そんな牛島さんを見て
ガーベラ栽培に興味を持ったとのこと
後継者が入り
次の30年を見据えた時
ガーベラは大変魅力的らしい

私は、他の花、特に鉢物の世界は
よく分かっていないが
ガーベラが評価された事は
素直に嬉しく思いました

時代のトレンドは
花から野菜
そして、野菜は秋以降・・・暴落した・・・

儲かりそうな物への転換は
農業の歴史であり、地域の歴史
連作障害、温暖化、農業用水の整備
気候風土に加え
農業政策によって、品目が変化していく

そして一方で
変化しない農業もある
作りこんだ路地栽培で
地域独特のオリジナル品種を守り
少量で貴重な資源として
大切に、長く、愛されている
品目も存在する

ガーベラという品目が
今後10年先も耐えられる品目なのか?
疑問を解くカギは
地域にあるのではなく
情報交換していく中で
地域外の人達が教えてくれる

品目を変えるのではなく
栽培方法を変え、品種を変える
管理方法、苗の発注、エネルギーコスト等
自分達の方法を
より安全に、安価に、
安心に結びつける事
それが、10年先の生き残る唯一の手段です

撤退のニュースはあっても
新規参入の噂はとんとご無沙汰だった
今回は、新しい魅力的なライバル出現

ガーベラ業界として
とっても嬉しい明るいニュースです