花屋さんの欲しいガーベラは?2005年11月12日 10時11分08秒

JFMAでも、農水省も、生産者協会も今後の花の消費を伸ばすために
必要なことの一番として、「日保ち」を挙げている。

クールラインの構築、鮮度保持、前処理・後処理、
日保ちの良い花の開発・・・・
本当に花屋さんは「望んでいる一番」ですか?

消費者のアンケートを見れば、常に一番に「日保ちの良いもの」が
になります。それは、事実です。 しかし・・・
消費者のアンケートは「当てにならない」が、私の常識です。
過去何回かアンケートを実施しているのですが・・・・

本当に花屋さんが望んでいる「花」は何ですか?
消費者の行動は予測不可能です。
必要なのは、花屋さんが「何をセールスポイントにしているのか?」
なんです。技術ですか?鮮度ですか?品揃えですか?

花屋さんに行って、「日保ちが良い」なんてPOPは見たこと無いんです!
特定商品に「日保ちが良い」なんて書いたら、他の商品が売れなくなる
そんな危惧があるのでは?
私達はオリジナル商品の開発をしていますが、開発項目の一番は
「見たことが無い花」で「日保ち性」は2番手になります。

本当に花屋さんが欲しい「花」の条件は何でしょうか?

コメント

_ hanaya ― 2005年11月12日 11時44分49秒

当店では日もちは、最重要視してますよ。
もちろん日持ちの良い花はPOPで声掛けでアピールしてます。
消費者の日持ちと言うのは鑑賞期間だけではなくて、その間のメンテナンスの楽さとかも含められるものと理解してます。季節季節で変わりますのでお客様には分かりやすく間違いの無い営業であるとおもいます。
見たことのない花というのは、ガーベラなら新しい品種と言うことでしょうか?それとも新品目と言うことでしょうか?
経験からすると人気の新品種を作るのは消費者でなくて花店であり、現在ではマス媒体と思います。
一般消費者の間では赤バラと言えばローテでありオリエンタルと言えばカサブランカであるように、ガーベラでも超定番と言えるような品種を作る(広める)ことも必要ではないでしょうか。
新品種を作る事も大事と思いますが品目のブランド力を高めることが必要では。

_ カンケ ― 2005年11月12日 12時05分22秒

ご意見に賛同します。それぞれの花の品目に、
ベーシックアイテムが無いことが「迷い」の原因です。
日持ちは最低要件であって、表に出ないもの。
やはり「感動を」

_ とねさん ― 2005年11月12日 16時18分07秒

 はじめまして、さいたま市の花屋です。仕入れは北足立市場です。
 店での販売という点で言えば、よく売れる花の条件は、やはり花もちがいい=水あげがいい、花自身に魅力がある、価格があまり高くない、の3つだと思います。たとえば、きっちりと前処理されてあるダイアンサス、低温乾燥という条件はつきますが、前処理済みのスイトピーと書いてきて、ああそうか、と気がつきました。これらは、STSなどの薬品処理によって、飛躍的にというか不自然なほど花もちが良くなったということですね。
 ただの水では、なかなか水のあがらないバラやトルコギキョウやブバルディアなども、クリザールなどの後処理剤の登場によって、よく水があがるようになりました。
 当店でも後処理剤の小袋をいっしょに渡して、必ず使って下さいと言っていますし、花束やアレンジにも必ず付けています。
 
 生産者は魅力のある花を作ることが第一だと思いますし、ただそれと同時に、こうすればよく水があがるし、したがって花もちもいい、という方法も教えててくれればと思います。でもこれは、生産者だけで何とかなる話ではありませんね。
 優れた前処理剤、後処理剤、栄養剤の開発は大切なことだと思います。

 ガーベラの水あげは、正直なところ不安です。ある日突然水が下がったり、なかなか水があがらなかったりします。最近ではキムシー、ユーロ、エモーションはきっちりと水があがって、花もちも大変よかったですが、ソエラはだめでした。ソエラ、以前から好きなガーベラのひとつですが、どうもうまく水があがりません。

 

_ とねさん ― 2005年11月12日 19時47分35秒

 先ほど、長々と書いた割には意味不明でした。申し訳ありません。
 天然、自然の花は本来さほど保つものではない、のですから、生産者としては「日保ち性は二番手」でいいのだろうと思います。
 その開発された花を、どうしたらもつようになるかを研究し、その方法を見つけ出すのは、花業界の中の別の分野の方々の役割である、と考えていいのではないでしょうかということです。


_ マック鈴木 ― 2005年11月13日 20時46分04秒

ありがとうございます。やはり日保ちは最重要課題のようですね、ただし、カンケさんのいわれるように「基本条件」であって声高に主張するようなものではなさそうですね。昨年、大田花きがコンビニ各社の母の日アイテムを買って日持ちを調べていましたが、ガーベラが最初に駄目になったようでした、結構ショック、今後は、当部会のガーベラ日保ち試験データをもとに、最適な前処理と後処理について見解を世の中に啓蒙したいと思います。

_ 花咲じじい ― 2005年11月14日 18時21分12秒

こんにちは、ガーベラにおいてだけ書かせていただくと
品種が変わりすぎる感じがしますね。
確かに覚えきれないほどの品種は魅力ですが
何年間か同じ品種を作ることも必要かと思います。
赤だったらコレとかhanayaさんと同じことかな・・。
消費というのは気まぐれです。
もちろん日持ちは言うまでもありませんが
季節によっても違うことですから。

ちなみに個人的に好きな品種は
ポージィ 芯茶とピンクのバランスは最高に好きです。

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