産地フェアとは!?2006年04月01日 21時08分56秒

全国のいろんな産地が、スーパーや花屋さんでフェアを実施している。
私たちもシャガール板をシンボルにして、いろんな所で
PCガーベラフェアを実施している。

産地フェアの一般的な形は・・・
生産者が法被を着て、ノボリを立てて、お祭りを演出、
消費者に元気に声をかけて、売り子として頑張る。
青果なんかでよく見る姿です。

私は、「花」には似合わないと思っている。
スーパーやGMSなどで実施する場合、どうしても青果と混同されて
威勢の良い掛け声と「大安売り」「産地直送」「新鮮」・・・
どうもそんな形に違和感がある。

オシャレな服装、シャレた会話、さりげないアクセサリー・・・
花の生産者は、その使われ方と同じく、生活臭を出すべきではないと
思っています。花屋さんの店頭に立つこと、それは、お客様に
「驚き」を与え、「夢」を伝え、「愛でる」心をもらう、
そんな心の交流をしたいと思っています。

理想の産地フェア、それは男が好きな女性を喜ばすために
「尽くす」ように、楽しい話題、とっておきの知識でおもてなしする事

私たちの作ったガーベラを媒体にして、いろんな方との出会い、
それがまた自分を成長させてくれます。

青山フラワーマーケットは進化している!2006年04月03日 19時20分48秒

昨日、娘を千葉に送ってきました。
室内には「男」の影もなく、まずは一安心、娘のパソコンの
Eメールや、ネット設定を手直しして・・・
そして、PCガーベラフェアをやってくれている
千葉の青山フラワーマーケットを回ってきました。

稲毛、船橋東武、市川シャポー、赤坂見附、南青山本店、はなきち
に行きました。
今回の最大の収穫は、なんといっても「船橋東武」!!
3名の娘が居たのだが、それがまた全員私のベスト10入り!!祝!!
赤坂見附店は、丁度、読売新聞の取材中、記者に頼んでカメラに
収めてもらいたかったのだが・・・幸で充分でした。
どのお店も、素敵な笑顔で歓待してくれます。
(でも、もしかしたら・・歓待理由はウナギパイ!?)
どんなガーベラが売れているか、どんなガーベラが好きか
そして、極め付きは、お店毎の手作りのPOPです。
感動しました!!

4月から青山は大きな改革を実施するようです。
TAVAの業態の廃止(吉祥寺は青山FM・TAVAに、千歳烏山は閉店)
南青山本店の移転、市川さんが本部付けで店長教育係に・・・
今後も、駅ソバ、駅ナカへの出店攻勢が続くそうです。
業界の勝組は、ますます進化しています。

キリンの新しい戦略2006年04月06日 18時07分07秒

この4月からキリンの種苗を取り巻く会社組織に大きな変化があった

①キリンアグリバイオカンパニーの廃止
②キリングリーン&フラワーがアグリバイオ事業の統括会社に
③フラワーシーズン社をドールに売却
④フラワーゲートを花門に売却
⑤産地ブランドブーケ事業はKG&Fが引き継ぐ
⑥産地ブランドブーケの発注、製作は複数のパッカー
などなど、大きな変更があります。

種苗会社が、販売事業を兼務する「弊害」が、
昨夏のマレーシア産スプレーキクの輸入・・
種苗会社の大きな収益源に育っている、
諸外国への種苗の売り込み・・
フィデス、バルブレを始めとした外国子会社たち・・

小売部門からの撤退が意味するもの、
それは、育種事業への資金集中、国内生産者の保護・・
これからのキリングループの動きは目が離せない!!

共選産地と個選産地、あなたはどっち派ですか?2006年04月08日 22時01分41秒

花の産地には2通りの出荷形態がある。
共選・・小さな個人の荷を集めてロットを大きくし、大市場でのシェアを高める
個選・・あくまで個人の名で出荷し、こだわりを全面に出して販売

いろんな見方があると思いますが、花屋さんはこの2つを
どう思っているのだろう?

バラでは、市川、後藤、浜田、国枝・・・
ガーベラでは、サギヤマ、寺田、ヤママサ・・・
トルコ、ラナン、ダリア・・・

花時間にもよく掲載される人たちです。
少量の特殊品種を高値で売り、育種もしてオリジナル品種も多数
保有している方たちです。
オリジナル品種の売り方は大変上手で、私達にはとても真似できません。

希少価値はどんな基準で作られるのだろうか?
花屋さんの自己満足ではないだろうか?
共選産地にも、品質に絶対的な自信を持ち、オリジナルを抱えていてる
産地は多数あるのだけど・・・

市場側も、少量で高値を付けやすいので、
各品目に有名個選を抱えている。
カリスマにさせやすいからだろう。

共選産地も個性を出す時代、生産者の顔が浮かぶ産地になりたい。
そして、個人に負けない品質・品種を保持し、適正価格での販売に
注力します。
各品目でカリスマがリーダーになって、需要を伸ばした歴史から
グループ力と、全国産地横断の協力体制で、新たな需要を創造する
産地へと変貌出来るかが、今後の課題です。

今冬の花の品質で何か感じた事はありませんか?2006年04月10日 18時00分41秒

今年の冬は重油価格の暴騰によって、品目ごと、産地ごとに
いろんな対応策を練った産地が出てきた。

ガーベラは、冬季、通常18度くらいの温度設定が一般的
変温管理をしたり、1時間ごとに強制的にボイラーを点火させたり・・・
いろんな作戦がある。

今年の冬は、ガーベラに限らず、バラ、スイートピーなどでも
設定温度そのものを下げる産地があったようだ、12度~15度
私達は例年通りの温度管理で通したのですが・・・

温度設定を下げたときに考えられる事は
メリット
①当然重油料金が安くなる
②ステムが硬くなる

デメリット
①花弁が硬くなる
②短くなる
③花弁が暴れる
④色のりが悪く不鮮明になる
以上が想像できることです。

ただ、あくまで想像なんです。
皆さんは、今年の冬のガーベラの品質を産地ごとにどう感じましたか?
いろんなメリット、デメリットがあると思います。

どうやら重油価格は今後も高止まりの予想の中で
いろんな可能性を探ってみたいのです。
ガーベラのみならず、他品目の事も含めて、
今年の冬に起きた事を教えてください。お願いします。