2011年の年間販売結果2012年01月08日 20時50分00秒


決算ベースの
2011年1月~12月の販売結果が出ました

出荷量 95%
単価 91%
売上げ 85%

平成20年の売上げ
前年比92%を超える
部会創設以来、過去最大の下落率となりました

ただし、出荷量は部会員1名減のため
実質は、前年比変わらずという状況なので
一名あたりの売上げも調整すると90%となります

これで、3期連続の売上げ減となりました
大変厳しい状況です

ガーベラにとって10%減は
結構致命的
他の花よりも、キャップ類が多く
出荷調整時間も長いため
人件費がかかっており
他の花よりも利益率は低い品目

周年作物であり、永年作物でもあるので
改植率を下げ、加温温度を下げ
肥料を単肥にして、コストダウンを図っているが
品質とのバランスは永久の課題

オランダでは
バラ栽培が減少し
ガーベラ栽培はここ数年増えているようですが
日本では
野菜やイチゴへの転換
タネ、無加温系への転作など
毎年微減が続いています

オランダは
重装備温室で、LEDや隔離栽培
ムービングベンチへ移行し
大きなコストをかけて
機械化によるコストダウンを図っている
(もちろん人件費が、1hr2000円を超え
機械化せざるを得ない面がある)

さて、日本のガーベラ栽培は
どんな形になっていくのだろう?

宇田先生の言われるように
日本には四季があり
品目に合わせた気候管理は
大変コストがかかる

特に夏の暑さ対策(温度、働く人)は
周年作物にとって相反する関係
冬季もヒートポンプだけでは
マイナスに近い外気温では
18度を維持するのは困難

加えて、一ヶ所あたりの面積が小さく
設備投資は割高になってしまう

では、捨てる時期を作り
周年出荷を止めるか?
それも、ガーベラという品目の
相対的地位を下げるだけ・・・

私達に出来ることは
花の素晴らしさをもっと多くの方にアピールして
花の需要拡大を目指すしかない!

花をもっと一般的に使えるように
水揚げ方法や日持ち方法を
多くの方に理解してもらうよう
いろんなチャンネルを利用して
もっと花を身近に感じてもらうしかない

現在、展示中の
セキスイハイムの住宅展示場での
ナンシュル君は
ほんと評判が良いとの事

一生で最大の買い物と言える住宅は
家族の夢と希望が詰まったお城
生の花がある生活が
人生を天然色にして
節目節目を彩ってくれる
生花の展示場所としては最適な一つ

住宅展示場以外にも
カーディラー、駅、家電量販店、洋服屋、
工場、事務所、官公庁・・・
人が集う場所は全て
花があれば
もっと成果や効率が上がる場所

2012年はそんな場所への
花の展示のセールス活動します
その活動には、花屋さんが必要です

そんな思いを抱く花屋さんと
新しい活動を一緒にしたいと切に願っています!

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