花屋さんの値段はどおして一年中一緒なんだろう?2005年08月12日 17時44分32秒

不思議なことがあります。私たちのガーベラは市場価格が月間平均で最低¥20から最高¥50まであります。 しかし、お花屋さんのガーベラの価格は大概一年中一緒です。 お店によって¥100~¥200平均すると¥150くらいです。 売れない時は花の価格も押しなべて安いときです。そんな時、一般企業なら薄利多売、つまりセールをします。ファーストリティングはそれをもっと細かく一気に販売、一気にセールに突入しています。 しかし、花屋さんでセールは聞いたことがありません!産地フェアがそれに近いくらいです。 売れない時は仕入れを絞り、高利少売スタイルです。 ホームセンター、スーパーなどでは目玉商品として販売しているのをみたことがありますが、専門店たる花屋さんにこそ特売スタイルをしていただきたいと思います。 供給量が多いときはその花の旬の場合が多い、つまりその花の一番気持ちの良いときだから、その旬をぜひたくさんの方に感じていただきたい。 花屋さんは季節を売る商売のはず、今旬の商材で多くの方にリーズナブルな価格で花を楽しんで欲しい!!

コメント

_ おにぎり萬太郎 ― 2005年08月15日 17時08分13秒

はじめまして!埼玉にある中堅どころ?の花屋を営んでいる萬太郎です。
PCガーベラさんのHPはガーベラの色見本が載せてあるのでお気に入りに入れてありましたが、久々に拝見させていただいたところブログを開設されたのですね!
しかもそのブログの内容が、かなりキツ~イ物言いで花屋と市場を滅多斬っちゃってますね!『熱いネットミーティングを』と書いてありますので少々、意見を書かせていただきます。
「花屋さんの値段はどうして・・・」と題名に書いてあるので「もう少し高く売れば!」と言う内容なのかと思い読んでいくと驚いた事に「安売りセールをしなきゃダメじゃん!」みたいな内容だったので驚いてしまいました!
前回の「花の価値は・・・」では「新品種のガーベラなんだから高く買ってよ!」という内容でしたので逆手に取ると「既存の品種なら安くたっていいんでしょ?」ということになっちゃいますよ?
これは私の買い付けをしている市場のセリ人さんにも言う事なんですが「一度でもある品目のセールをやって価格をギリギリまで下げると消費者はまたセールで安くなる時までその品目は買わなくなるよ!」って感じでね!食料品(俗に生鮮三品)のセールの場合は人間が生まれながらに口にしてきたものだから消費者も“味”を記憶していて値段に見合えば買うけど、花の場合は「安かろう悪かろう」の定説が根強く残っていてよっぽどのことがない限り安売りで買った花なんか食料品を冷蔵庫にしまい諸々の用を済ませ「あっ!花買ったんだっけ!」っていう風な扱いをしていると思いますよ!それが花屋で数ある花の中から「コレがいい!」と消費者が自ら選んだ物ならば先ほどのような粗末な扱いはしないはずです!
こちらのブログで「ガーベラが一番!」というようなニュアンスにとれる文章が目に付きますが先ほども言ったように「数ある花の中の一品目」でいいのでは?ガーベラも!もしもっと市場価格を上げたければ白菜やどこかの○○○草のように廃棄して絶対量を減らす事しかないのかもしれませんね!

_ マック鈴木 ― 2005年08月15日 21時20分18秒

ありがとうございます。私が伝えたかったのは、今の季節、旬を知らせるのが花屋さんの仕事じゃないかということです。ガーベラだけでなく、バラやユーストマの一番多く流通する時期を消費者に知らせ、「今を楽しむならこの花」みたいな事を絶えず実施すればいいのにと思っています。あと、産地表示販売もたまにしか見かけません、ガーベラは花き流通量で第4位の品目ですが、金額では9位、リーズナブルな周年品目として、産地表示販売にはもってこいだとおもうのです、ようは、花屋さんが何を売りたいのかが店頭で分からないのです。その花屋さんのこだわりとは何なのか消費者に知らせ、それを産地にフィードバックしてほしいのです。今度PCガーベラフェアやってください!お願いします!9月には、ポスター、カタログが発行されるのでご活用ください。

_ ソーマ ― 2005年08月15日 23時04分51秒

”販売に戦略”が乏しいからじゃあないのかな・・・。
”仕入れ(相場)の結果”安かったものをスポットで”安売り”出来ても”何かの戦略”として”リーズナブルな価格”での販売の組み立てが出来ないから・・・。
スーパーなどでの低単価花パックの”売られ方”を見ていると「困った時のガーベラ」みたいな感じは否めない・・・。当店ではご法度ですが・・・。

_ flower ― 2005年08月16日 09時58分11秒

hananikkiから参りました。
当方も西日本で花店を経営ですが。満太郎さんの言うこと大部分理解できますね。
しかしながら仕入れ20円でも50円でも売価同じが当たり前と言うのは考えられません。
昭和40年以降スーパーに駆逐されていった八百屋・肉屋・魚屋のおっちゃんが当時満太郎さんと同じことをいっていたことを思い出します、「うちのはスーパーとはモノが違わぃ!」現在残っている八百屋魚屋肉屋で後継者に心配ないような店は、スーパーや同業が真似できないものを持ってますよね。
実際ヨーロッパ内先進国ではすでに花店もそんな感じじゃないですか。
①有店舗花店(業務需要・高級ギフト)
②露天花店(一般ギフト・こだわり派ホームユース)
③スーパーフラワーコーナー(ホームユース)
で役割分担がされているという。
日本じゃどれもごっちゃだから20円のガーベラを150円で売るのが平気になっている。
①の店ならそれもありだけど②の店でそれやると飯食えないでしょう。だからPCガーベラさんも高く売る=悪と思い込まないほうが。。。
また①の店はフェアする必要もないし、②の店は他の花を抱き合わせ買い、引き立てるためのスタイルでフェアをすればよいし、③の店はとにかく数字を挙げるためにせっせと毎週フェアしなけらばならない、しかし効率化によりそれでも余裕で利益が出る。


10年もすれば年商1500万円から3000万円の特色無い花屋は淘汰され、15年もすれば25億も無い市場は統合され、20年もすれば家族経営の花農家なんてなくなるんじゃないでしょうかね。

_ にゃん太ママ ― 2005年08月17日 12時26分37秒

ガーベラ大好き人間です。いつでも、ガーベラは、買ってます。値段よりも、好きな色形かな?
安かろうが高かろうが、飾りたい色がその日によって違います。花屋の店先に、10本いくらだろうが、1本いくらだろうが・・いろんな消費者がいることをお忘れなく!

_ マック鈴木 ― 2005年08月17日 12時36分24秒

ありがとうございます。今後もガーベラだけでなくいろいろな花を楽しんでください。そして飾る「楽しさ」「感動」を多くの方に伝えてください。

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