重油の高騰・産地存亡の危機2005年08月29日 23時00分45秒

シカゴ先物市場で又石油が高騰している。
カトリーヌの影響があるにせよ1バーレル、70ドル超えはすごい!
日本の場合はWTIより、ドバイ価格だが、それも60ドルとなった
農業の場合、小規模なら軽油を使用しているが、大多数は重油
を使用している。
ここで当産地の重油価格(1リットルあたり)の推移
注意、当産地で使用しているのは硫黄成分の少ないローサル重油

16.1  35.2円
16.9  41円
16.12 42.1円
16.3  43.7円
16.5  52.5円
16.7  53.5円

16年1月対比で52%も値上がりしており、その騰勢は衰えていない
現在坪あたり3000円程度の経費が4500円以上となる!
暖地といわれる秋~春にかけての産地は、存亡の危機を迎えます!

皆さんの産地の燃料戦略はどうしていますか?
品目による設定温度の違いはありますが、
何か良い効率的な温度管理技術の導入が不可欠です!

コメント

_ ワタナベ ― 2005年08月31日 08時17分03秒

将来的には1バーレル100ドルは行くと思います。
軽々経常利益が吹っ飛ぶどころか、赤字がふくらみかねません。私は、温室の内張りの構造を変えることで対策を取ろうと思いますが、その他は、現状に絶える事しか思いつきません。

_ kyousyukudesu ― 2005年08月31日 17時07分41秒

本日8/31・大田かきのバラのセリ値は押し難い勢いがあった。となりのレーンのガーベラは相対で総量を減らしているにも関らず「10円でお願いします。」状態。バラに吊られてセリ値が上がるトルコキキョウにオリエンタルユリ。でもガーベラは沈黙「10円でお願いします。」
セリ人も頑張って声を枯らすほどにお願いしても売れないガーベラ。相対で30円で注文分購入済みの自分は
バラのセリに必死。春の卒入学シーズン以外は作るの止めたほうがいいよ!ターニングポイントなんてとっくに過ぎて現状ただの素手の殴り合い状態だから。奉仕の
気持ちでガーベラ作って運賃・光熱費が持ち出しでもお金持ちだからダイジョウVな人だけしか作ってはいけません。10円で売っても採算が合う経営を目指してください。

_ kukka ― 2005年08月31日 22時06分55秒

花の生産を知らない人は一度、自分が売る花を産地へ行って、自分で採花して、ガーベラだったら1本ずつスリーブをかけたり、バラだったらハウスの中で、トゲに全身刺されながら採花して、前処理してから運び、自分の店で売る...ことをするべきだと思います。

そうしたら、春の卒入学シーズン以外は作るのやめたほうが良いとは、言えなくなると思いますが。

_ マック ― 2005年09月01日 00時47分05秒

生産者の気持ち、花屋の気持ち、仲卸の気持ち、市場の気持ち、なかなか一致しません。こじ開けるKeyは「破壊」「非常識」そして「愛」「創造」かな!

_ ケイトラ ― 2005年09月01日 18時10分17秒

林業では祖父母の時代の仕事を収穫します。そして孫の為の仕事を毎日努めています。

農業はいかがなものでしょうか。

商業はいかがなものでしょうか。

工業はいかがなものでしょうか。

受け継いできたものを大切に今一度考えましょう。

_ flower ― 2005年09月02日 08時50分01秒

強烈なコメントですね。
私の経験ではこういうことを言う花屋は生産者地に行った事も無ければ家に花を飾って最後まで世話したことも無い方が多いように思います。
どの花がいくらコストがかかるということも知らず、売り気配に転じると死者に鞭打つような買い叩き。
それで本当にシーズン以外出なくなったら文句言うんですよね。
しかしそれがほとんどの花屋の姿じゃないですか(うちも含め)。
しかし私はこの方が悪いとは思いません。自分達だけで生産地を育てられると考え生産者と花店をつながなかった市場も問題ありと思います。
無謀な提案ですが、出荷のときに箱に「○○円なら元が取れます」とやってみればどうでしょうか。
どちらが悪いという問題ではなくみんなの問題な気がします

_ マック鈴木 ― 2005年09月02日 20時24分17秒

皆様いろいろご指摘ありがとうございます。需要と供給で価格は動きます。私たちは安定販売のために需要の拡大を花を買っていない50%をターゲットにしたプロモーションを展開します。フロレッタで松山さんが提唱しているようなキッチリした形ではありませんが、花博で出会った地元企業への提案がスタートしましまた。

トラックバック