イチゴ 栃木vs福岡2007年02月06日 12時36分39秒


日経新聞掲載の産地攻防シリーズの第2弾はイチゴ編
とちおとめ擁する栃木県、
あまおう擁する福岡県のライバル関係を取り上げている

「家族で食べるなら、とちおとめ、お客様には、あまおう・・・」
生産性の高い、とちおとめ
徹底的なブランド管理する、あまおう

栃木県のイチゴ収量は、10アール当たり4710グラム
なんと、全国平均の1.6倍、福岡県に対しても1.3倍

しかし、福岡県外での栽培を禁止し
トレーサビリティーを徹底し、高級イチゴを目指すあまおう
あまおうの平均卸売り単価は、とちおとめを20%上回る

現在のイチゴの全国シェアは
1・栃木県 15.7%
2・福岡県 9.5%
3・熊本県 6.7%
4・静岡県 6.5%
・・・・・・・

あまおうは、中国に品種登録を申請し、パテントを守り
輸出を視野に入れている

イチゴは、各県の農業試験場などで積極的に育種され
静岡県も、紅ほっぺ、という人気品種がある

ブランド競争の激化・・・
その影に、農薬問題があるとしたら・・・悲しい

どうして・・・ライバルと手を組まないのだろう
シェア争いは、品目の活性化を生むが
無理な栽培、出荷になりかねない

販売はライバル、
プロモーションは協力
そういうスタンスで無いと・・・パイの拡大にならない!

イチゴは日本人の好きな果物の第一位を続けている
そんな品目だからこそ・・・今回の問題は徹底的に究明してもらいたい!!