いしのまきに咲く見事なガーベラ!2012年03月01日 11時25分34秒

日本ガーベラ全国大会の二日目は
激しい二日酔いで始まった
朝ブロに入り、とても食べられないと思ったが
朝食会場へ、コーヒー一杯飲もうと思ったが・・・
ゴハンが旨い!漬物旨い!笹かま旨い!
結局、ゴハンを3杯食べておなかいっぱい
二日酔いと食べ過ぎの中、朝8時に出発

北上川を下り、大きな被害の地域へ
被災地のなんとも形容しがたい光景に
言葉もありません、茫然としてしまいました
1年たっても、被災地は今も、被災されたまま
私たちは、いつまでもその現実を忘れず
何か出来る支援を考えて行かないといけません

昼前に、今回の実行委員会をやってくれた
JAいしのまき桃生ガーベラ部会の佐々木さんの圃場へ

太平洋岸とはいえ、緯度は高く、
決してガーベラ栽培向きの地域ではないと思っていたが
これが、見事に揃った生育
品質も、立ち本数を素晴らしい
このたび、日本農業賞を受賞した
素晴らしい栽培を行っていました

その後、出荷場に行けば
何と、週3回の出荷作業は、6名の部会員が
全員出役して作業するとの事
毎日が会議のようなモノ
素晴らしいチームワークの要因が分かりました

西條会長の娘さんのユミエさまも来て
圃場は見事に春の気配
ユミエさまは、ガーベラで花育や被災地支援活動を
積極的に行い、桃生ガーベラの顔として
大活躍されています

その後、昼飯時には
いしのまきの皆さんの、震災の時の御苦労を聞いて
思わず、ウルッときました
家が全壊された方、施設が傾いた方
電気と水がこない2週間はほんと大変だったとの事

そんな一年前の事を
笑ってお話していただき、そのパワーに脱帽です

JAいしのまき桃生ガーベラは
私たちにパワーをくれる
素晴らしいガーベラ野郎(美女)が作っていました!

花緑タウンフェアin浜松2012年03月02日 11時05分26秒

今日から3日間、浜松市の中心街で
花緑タウンフェアin浜松が開催されます
http://hana-midori.org/

品評会はもちろん、中心街の商店30箇所以上で
フラワーディスプレイコンテストを開催
私たちのガーベラは、有楽街のワインバー
「パールmabuchi」に、花徳の若奥様
マミちゃんがディスプレイしてくれました
とってもキュートなディスプレイは、マミちゃんそのもの
ありがとうございます

その他、静岡銀行の浜松店のオープンスペースは
静岡デザイン専門学校の生徒が
PCガーベラを使って、春の浜松ディスプレイ
JFTDのブースにはシャガール

そして、3/3(土)ギャラリーモール(ソラモ)にて
10時~「もてる男の実践講座」で
部会員が登場します
古橋君が作った花束を抱いて
花束の渡し方をテーチングします

今日はあいにくの雨だけど
明日は、晴天の予報

春の浜松市街地は、花満開のディスプレイと
イベントで皆様をお待ちしています!

薄木さん大活躍!2012年03月03日 17時05分05秒

日本を代表する個人の花屋さんと言えば
第一回の日本花卸協会がMVPに認定した
札幌のフルーロン花佳の薄木さん

北海道の花の活性化を担い
JFTDの役員を務め、日持ち保証販売プロジェクトの座長
講演回数は、多分日本一
そんな薄木さんが
今年2月に、私達の産地フェアを2年連続開催してくれた

北海道で始めて、シャガール展示をして頂き
花キューピッドの北海道大会でも展示
もちろん、4/18ガーベラ記念日もイベント開催
ほんと有難うございます

フラワーバレンタインでは
被災地支援のイベントにガーベラを使ってもらい
沢山のメッセージカードとともに
私達の花が被災者に届けられた
昨年は、FV初の花育フラバレを行って
そのアイデア、実行力に感動しています

先月、お子様がケガされたとの事
そんな忙しく、落ち着かない中
多くのイベントや講演、プロジェクトを行ってくれて
心より感謝しています

日本ガーベラの全国大会では
講演を頼もうと思っていたら
ナヲさまが、先に取材を入れてあったのが事前に発覚
また次のチャンスを狙っています

実は、私は薄木さんが座長の
日持ち保証販売プロジェクトの委員ですが
いつも杉浦君に代理出席してもらう
不埒な委員なので
ほんと申し訳なく思っています

3/21が、日持ち保証委員会のラスト会議との事
これには何とか参加するつもりだけど
3/24に、JELFAで講演頼まれており
3/25は、姪っ子の結婚式・・・
4月からは、改植準備に入る

でも・・・薄木さんの柔和な笑顔に・・・会いたいな!

ヒントの塊!宇田先生の講演!2012年03月04日 12時05分09秒

日本ガーベラ全国大会では
なにわ花いちばテクニカルアドバイザー
宇田明先生にご講演頂いた

宇田先生は、もう説明いらないと思うが
常に生産者の視点を意識して
生産者の所得アップの方策を提示している
日本では数少ない研究者
http://ameblo.jp/udaakira

今回の大会でも、素晴らしい宇田節を
私たちに披露してくれた

日本の花き業界の問題点
①消費増=国産生産増ではない
 英、米、蘭の消費増は、輸入の安い花がリード
②バラらしくないバラは、結果的に他の花のモノマネ対象
 高芯剣弁、香り、バラらしいバラの追及
③カーネ、SPマムは、輸入の方が高品質
④輸出は可能性大
 スイートピー、ラナン、グロリオーサ等の好評判
⑤価格形成のシステムを担う花市場の説明力不足
 市場職員のサラリーマン化、勉強不足
⑥生産者の使命は高品質の花作り
 1、外的 2、内的 3、群的 4、社会的
 高品質にはいろんな側面がある
⑦日保ち保証は生産者主導ですべき
 常陸カーネ、ブルームネット等、MPSも武器
⑧ガーベラは輸入が無い事で多様性が薄れている
 どこの国でも同じ品種を作付している
⑨キンセンカは古いイメージだからカレンジュラと命名
 イメージチェンジによって、ダリアは復活
⑩花屋さんと生産者は会議をしてもすれ違いばかり
 お互いに質問ばかり、お互いが提案するべし
⑪日本は緯度が高いので花には「向き」がある
 向きを使いこなしていたのが日本の華道
 現在のアレンジの世界は360度なので輸入が使いやすい

どれもこれも納得の話
どの部分からも、私たちのすべき事ばかり
単純にコストを比較したら輸入品にはお手上げ
立ち打ち出来るはずがない

ではどうするか?
それぞれの品目で「らしさ」を追及
花市場に、その「らしさ」をしっかり説明して
花屋さんに繋げて行くこと

花屋さんとしっかり会話するために
生産者用語を排除して、一般的に分かりやすい説明
産地のバックボーン、ストーリーをいくつも提案して
売り易い環境を提示する事

まだまだいろいろあると思う
単品目だけでなく、オール花き生産チームを作り
それぞれの活性化策を一元管理
出来る奴からやれば良い
みんなで一緒に同時にやることなど不可能
まずは、意識を共有出来る奴とスタート

先日の、若手生産者交流会など
危機感を共有出来る奴らはいっぱいいる

宇田先生は、松下賞で頂いた賞金を
生産者の意識改革のための会議の開催に向けて
計画されているとの事

ますます宇田ワールドから目が離せない!!

遅くなりました・・・今年1月の花き価格2012年03月05日 11時15分49秒

平成24年度1月の東海地方某県の
花き価格の前年比です

品目  前年比  累計前年比
輪菊 87% 93%
小菊 72% 95%
スプレー菊 85% 96%
アマリリス 120% 73%
カーネーション 105% 92%
ガーベラ 109% 97%
かすみ草 95% 94%
金魚草 104% 83%
ストック 111% 98%
ストレリチア 102% 95%
スィートピー 108% 117%
ダリア 106% 86%
デルフィニウム 91% 87%
トルコぎきょう 102% 96%
バラ 101% 98%
ブバルジア 100% 101%
フリージア 109% 86%
マーガレット 87% 76%
すかしゆり 101% 90%
洋らん類 100% 94%
ブプレラウム 100% 107%
花麦 110% 84%
ラナンキュラス 104% 103%
ソノタ切花類 107% 101%
切花累計 100% 96%
アスパラガス 95% 105%
ソノタ切葉類 91% 118%
切葉累計 104% 107%
アカシア 94% 94%
エニシダ 91% 96%
孔雀ヒバ 104% 105%
こでまり 104% 79%
サカキ 101% 104%
シキミ 103% 101%
花桃 109% 109%
ユーカリ 109% 105%
ソノタ枝物類 96% 101%
枝物類計 103% 99%
花束加工 114% 103%
総   計 99% 96%

数量は、93%となり、出荷減の単価安となりました
ただし、和花が暴落し、洋花は堅調
バラは出荷量88%と大幅減となりました

やはり、厳しい寒さと原油高によって
管理温度を下げた品目も多数ありそうです

累計でも全体売上高は前年比93%
震災一周年を迎えますが
またまだ需要の回復は遠そうです