バラの値段? ― 2006年09月18日 13時05分34秒

今日の一枚は、今年の試作圃場の中のイチオシ品種
まだ名前付いていません、
白のガーベラは90%以上が業務需要、だから品種そのものの評価よりも
コスト的な面が品種選定の大きな基準になる
周年予約相対価格交渉においては、品種の外面より、インカム的な面が
より大きな問題となる。
スタンダード論争、品種数の問題も、業務と小売に分けると良く分かる
業務需要は、同じ品種、同じ規格をカタログ化して、大量消費
小売需要は、となりの花屋さんとの違いを出すために多様な品種要求
各品目の使われ方の違いで、品種構成の違いが出てくる。
花時間の別冊、ローズブック600を見てみると・・・
半分以上は、切花でなくガーテ゜ニング品種
知らない品種が多いのは当たり前でした。
想定価格の高いもの
ブラックブューティー・ブルーミルフィーユ、ミランダ、セントセシリア
ライラックローズ、シャリファアスマ・・・
いろいろあるけど・・ラナンキュラスみたいなカップ咲きが
人気の中心にいるようです。
でも・・・そんな品種、花屋さんに行っても見たことない!
ローテやゴールドストライクなら良く見るけど・・・
要するに・・希少性という価値感を求めているのは花屋さん
一部の花屋さんの自己満足のために多様な品種があるのです。
一部の生産者が独占している品種に人気が集中している。
どんな世界でも、希少性は価値の証、
レアメタル、ウラン、まぐろ、マツタケ、ダイヤモンド・・・
品種の淘汰はその品目の衰退、採算性だけの品種選定は
輸入品の素地を作り、いずれその品目は壊滅する。
種苗会社とタイアップを図り、永続的な品種開発を続け
パテントで輸入攻勢を防衛し、輸出も視野に・・
それが私たち国内生産者の生き残る唯一の道!
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